肝臓の炎症が6ケ月以上続く状態です.
B型・C型肝炎ウイルス感染,アルコール(ASHアッシュ),非アルコール性脂肪肝炎(NASHナッシュ),自己免疫性肝炎などがあります.
倦怠感,食欲不振,腹部違和感などが現れることもあります.
進行すると黄疸,腹水,浮腫などの症状が現れることがあります.
検査
血液検査(AST、ALTなど)やウイルス検査で診断されます.
肝臓の画像検査(超音波、CT、MRI)も行われることがあります.
治療と予防
ウイルス感染予防には、ワクチン接種や血液接触の回避などが重要です.
アルコール摂取の制限や、非アルコール性脂肪肝炎の原因となる肥満や糖尿病の管理も重要です.
肝炎ウイルスの一部は予防接種が有効です.
全般に感染源(食べ物や血液)に気をつける.
定期的な受診をおすすめします.
慢性肝炎は,進行すると肝硬変や肝臓がんのリスクが高まるため,早期発見・早期治療が重要です.
また,慢性肝炎は治療によって改善できる場合もあります.