急性肝炎とは,なんらかの原因で発熱・全身の倦怠感・黄疸などの症状です.
原因は?
主にウイルスに初めて感染したとき・アルコール・医薬品その他物質による急性中毒・自己免疫疾患の急性増悪.
初期症状は風邪によく似ており全身の倦怠感・嘔吐・食欲不振・発熱・時に鼻水や咳などの呼吸器症状がでます.
肝機能の障害が進むとビリルビンなどの老廃物が溜まり肌のかゆみや黄疸がでます.
さらに,アンモニアが溜まると手足の震え,歩行困難が起こり意識がなくなり命にかかわります.
精密な肝機能検査に加え,肝炎ウイルスや自己抗体を見ます.
貧血・肝臓・腎臓などの一般的な検査.
院内画像検査
エコー検査
院外画像検査
CT,MRI
お薬
肝機能障害のお薬に加え,肝炎の原因ごとにお薬を決めます.
急性期抗ウイルス薬
免疫抑制薬
注射
肝機能障害の注射に加え,栄養の点滴
急性期抗ウィルス薬
免疫抑制薬
入院が必要になることが多いので早めにご受診ください.
検査の異常や肝炎の症状があればすぐに精密検査.必要に応じて入院します.
少なくとも年1回以上の検査をおすすめします.