舌痛症

a.病態と神経ブロックの適応

40~50歳代の女性に多く,舌の両側性に持続的な灼熱痛を訴えるが,飲食時や談話中には疼痛が消失するのが特徴である.器質的な病変が見当たらず,疼痛に対する強い不安を訴え,情緒的ストレスで増強することが多い.治療に抗うつ薬や抗不安薬を用いる.星状神経節ブロックが有効な場合がある.

b.神経ブロック治療指針

①星状神経節ブロック:2~3回/週の頻度で10回程度行ない,その後は1~2回/過で2~3ヵ月間継続する.

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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋