NTx

(Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド)

NTx(Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド)は,骨粗鬆症の診断や骨転移性悪性腫瘍の診断に用います.


●参考値

・青:<10 nmol BCE/L

・黄:10-14 nmol BCE/L

・赤:>14 nmol BCE/L

▲高値

・骨粗鬆症

・癌の骨転移

■増減

・朝に多く,徐々に減少


NTxは,骨中コラーゲンの代謝産物で,骨が破骨細胞により破壊されることで増加します.

DIP(骨塩定量:骨密度)が,骨粗鬆症のその時の状態を表すのに対し,NTxはその増悪スピードつまり近い将来どの程度ひどくなるかを示します.またその時点での,骨で起こっている微小炎症や骨折を反映しています.骨粗鬆症の診断には,NTx/DIPのほか,症状や画像診断等多角的に診断します.

圧迫骨折や骨転移の重症度や治癒程度を反映します.

何かご不安があればすぐにお診せ下さい.

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