Painful leg & moving toe

a.病態と治療指針

一側または両側下肢の主として遠位側で,疼痛,不快感と足趾の不随意運動を特徴とする疾患である.疼痛は持続性,深在性で,焼けるような,刺すような性状で.不随意運動は時に疼痛に先行し,

足趾の屈伸や内外転,足関節の屈伸など律動的で型にはまった動きを呈する.この運動は患者の意思と努力で数秒~数分間は止めることができ,睡眠中は消失する.

決定的な治療法はまだ確立されていないが,腰部交感神経ブロック,腰部持続硬膜外ブロック,脊髄刺激法などで効果が得られることがある.

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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋