三叉神経節高周波熱凝固法

三叉神経節ブロックの手技に準じ透視下でスライター針を卵円孔内に刺入すると下顎への放散痛が得られる.2Hz(0.1~0.2V)で電気刺激すると咬筋収縮がみられるので,そのまま少しずつ進めて収縮反応がみられなくなったら20~50Hz(0.1~0.3V)の刺激に変えて,患者に刺激を感じる部位を聞きながら罹患枝領域の位置を求める.そこで2%リドカイン0.2~0.4mlを注入し,罹患枝領域の感覚低下と鎮痛が得られたら合併症の無いことを確認し,高周波熱凝固(50~90℃,90~180秒間)を行う.

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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋