神経ブロック法(五十音順)と使用薬剤
神経ブロックで使用する局所麻酔薬(以下局麻薬)は,代表薬として「リドカイン」で記載したが,同程度の効果が得られる局麻薬であればそれでよい.局麻薬の種類としては,リドカイン(0.5~2%),メピバカイン(0.5~2%),ブビバカイン(0.125~0.5%),ロピバカイン(0.2~0.75%),塩酸ジブカイン配合剤などがあげられる.局麻薬の濃度や量は,局麻薬の種類,神経ブロックの種類,期待する効果,さらに年齢や全身状態を考慮して決定する.なお,神経ブロックを行う前に,抗凝固薬などの服用の有無を調査し出血傾向の検査を行う.出血傾向によっては神経ブロックを中止にしたり,神経ブロックの種類を検討したりする.
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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋