BMG
(β2マイクログロブリン)
BMG(β2マイクログロブリン)は,腎糸球体機能をあらわします.
●参考値
・0.9~1.9 mg/L
■増減
・血中↑&尿中→:腎糸球体機能障害:急性糸球体腎炎・慢性糸球体腎炎・ネフローゼ症候群
・血中→&尿中↑:腎尿細管機能障害:Fanconi症候群・尿細管アシドーシス・急性尿細管壊死・Lowe症候群
・血中↑&尿中↑:
糸球体&尿細管障害:尿毒症・慢性腎不全・糖尿病性腎症
その他:・悪性腫瘍・自己免疫疾患・肝疾患
β2マイクログロブリンは1日200mg±50mg分泌される低分子淡白で,腎糸球体で殆どろ過され,腎尿細管で99%再吸収されます.よって,
・血中濃度上昇:腎糸球体機能障害
・尿中濃度上昇:腎尿細管機能障害
をあらわします.
本来は同時測定が理想的ですが,保険のしばりがあります.
★単位がmg/Lと異例なので注意.
何かご不安があればすぐにお診せ下さい.
JLAC:5C0650000023062
BMG β2マイクログロブリン β2-microglobuli