ANA
(抗核抗体)
ANA(抗核抗体)は,膠原病等の自己免疫疾患を診断する最も重要な篩検査です.ANAが陽性の場合,疾患特異自己抗体を測定し,病態を精査します.
●参考値
・< 40倍 (陰性)
・40~80倍 (半陽性)
・≧160倍 (陽性)
▲高値となる疾患とその頻度
・混合性結合織病(MCTD):100%
・全身性エリテマトーデス(SLE):99%
・強皮症(PSS):90%
・多発性筋炎・皮膚筋炎(PMDM):70%
・シェーグレン症候群(SjS):70%
・関節リウマチ(RA):50%
・自己免疫性肝炎(AIH):30-80%
・慢性甲状腺炎(CTh):30%
・重症筋無力症(MG):30%
(主に半陽性)
・健常(10代女性):20%
・健常(他);10%
抗核抗体染色型により,疾患をある程度絞り込むことができます.臨床症状と併せて,疾患特異自己抗体を測定し鑑別を進めます.
何かご不安があればすぐにお診せ下さい.
JLAC:5G0100000023162
ANA 抗核抗体 antinuclear antibody