U-Ubg(尿ウロビリノーゲン)は,肝機能を尿でみる検査です.
±:少し出ている状態が正常です.
異常値では,
ー:閉塞性黄疸等
+~:溶血,肝機能:肝細胞障害
を考えます.
代謝は,
①肝中のヘモグロビンが
②肝臓で分解されビリルビンとなり
③胆汁で腸管内に排泄
④腸管内:ビリルビンが細菌によってウロビリノーゲンになり,
⑤再吸収
となります.
溶血等で①が増えれば,尿中ウロビリノーゲンは上昇.
肝硬変等の肝細胞障害で②が低下,胆汁鬱滞で③が低下,抗生剤投与で腸内細菌死滅し④が阻害,下痢・腸炎等で⑤が阻害されれば,尿中ウロビリノーゲンは低下します.
JLAC:1A0400000001901
尿ウロビリノーゲン U-Ubg urine urobilinogen