一度の治療で良くならず長引く病状が慢性病です.糖尿病,高血圧,高脂血症などのメタボ体質,何軒も病院をめぐることになる難病までさまざまな病気があります.病状の消長にあわせ受診頻度を変えつつ,治療が進み症状が無くなっても定期的な診療が必要です.
いいつになったら治るのか?と不安になる患者様ご家族のお気持ちに寄り添い,慢性病に取り組む大久保クリニックでの診療の流れをお伝えします.
①初診日 お話を伺い,診察や検査と並行して治療が始まります
②初期治療 (再診1~数回)お話を進め,治療内容を広げます.
③方針説明 検査結果や初期治療の反応から診療方針を決めます.
④継続診療 定期的な診察や検査で病状を見極め,改善に合わせ受診回数や治療内容を減らしてゆきます.
季節やストレスによる病状の悪化に柔軟に対応しつつ,じっくり生活のバランスをととのえます.
保険証やお薬,問診票などを受付で確認します🐰
体温,血圧,身長,体重,VASなどを測り診察室へ.
医師との話し合いで症状やお悩み,ご希望などを共有しながら診察を進めます.
必要に応じ血液や尿をとる検体検査,レントゲン,心電図,エコーなどを進めます.
連携機関でMRIなどを予約します.
初日から生活指導(改善案)やお薬,注射などの治療を始めます.
話し合いを進め,症状の増減誘因を共有し,生活指導(改善案)に盛り込みます.徐々に検査結果がそろい,お薬や注射,理学療法など治療を広げます.
初期治療は通常1~数回がかかります.この間にMRI,レントゲン,エコーなどの画像を調べます.
検体検査や画像の結果,初期治療の反応などをふまえ
がんなど他院と併診にすべき疾患の有無
お悩みの症状に関する複数の病状とその責任割合と今後の変化
これらにもとづく診療方針
をお話しし,ご希望を伺いながら診療計画を立てます.
初期治療に加え,疾患に合わせたお薬,注射(含:点滴,ブロック)が始まります.
方針説明は通常1~2回です.しかし検査結果によって鑑別診断期間が加わることもあります.
定期的にご受診頂き,診察と検査で病状を見極めながら受診回数や治療内容,検査項目を減らしてゆきます.週1~2回から始め,安定すると月1~2回の受診頻度となります.
季節の変化,冠婚葬祭や職場・学校でのストレス,家事の疲れ,ケガなどで病状が悪化した時や,新しい症状が出た時は診療日にいつでもお越し頂けます.
急な変化には電話やネットで24時間対応いたします.そうならないよう診療を含む日々の生活でそなえます.
急性病は病院で短期に治せるのに対し,慢性病は医療を使って長く療養してゆくことになります.仕事・学校・家事・買い物・旅行などと同じように,外来受診を生活の一部に取り入れます.これらのバランスをとり,より健康な生活リズムをつくり守るため,一緒に考え行動してゆきましょう.