無月経

どんな症状?

月経が来たことがない,順調だった月経が途絶える等の状態です.

●無症状が一番怖い

月経がないことを「こんなもんだ」と思ってしまうと,裏に思わぬ病気が隠れていることがあります.

●何で気がつくの?

症状の出方には,18歳を過ぎても初潮が無い原発無月経,順調な月経がとぎれる続発無月経,不規則な希発月経があります.

●放っておくと?

不妊や自律神経失調症,ひいてはうつ病など,重篤な状況になりえます.

どんな検査?

●血液や尿の検査

ホルモンの検査

●画像検査

院内画像検査:エコー検査・レントゲン

院外画像検査:CT・MRI

●他の病気と副作用をチェック

検査は安心して診療できるようにするためのおまもりです.他の悪い病気がないか,副作用が出ていないかをチェックするのが第一の目的です.

どんな治療?

●一般的な生活改善

便秘は万病のもと.快食・快便を心掛けます.

婦人病では冷えが大敵なので,運動で基礎体温をあげ,服装や住環境を整えます.

●お薬

漢方薬・緩下薬・ホルモン補充療法

●他の治療

必要に応じ婦人科と併診します

診療のながれ

診察の上,妊娠や閉経など周辺症状をみるものと,無月経に対処するものにわけます.

生活の状況をあらため,症状を悪化させる誘因を内輪にします.

気になることがあった場合には,予約日の間にもご受診ください.

●しらべる

週に1~2回の受診

●ととのえる

週1回の受診

●おちついたら

月に1・2回の受診

他には?

喫煙・飲酒・食べすぎ・過度なダイエット・心身のストレス・不規則な生活などが誘因としてあげられます.

日頃のストレスにどう対処していくか,外来で一緒に考え,肩の力を抜いて生活していけるようにしましょう.

ほどほど,コツコツでだいじょうぶ

日々の生活をととのえ,コツコツと診療を続けていけばだいじょうぶです.