慢性副鼻腔炎
蓄膿症ともいわれる副鼻腔炎についてみてみましょう.
どんな症状?
どんな症状?
鼻づまり,どろっとしたしつこい鼻水,ほほの痛みや頭痛,鼻の奥の方の重苦しさとホテリなどの症状が続きます.
●何で気がつくの?
●何で気がつくの?
かぜや花粉症をきっかけに,上記の症状が出てきます.
●放っておくと?
●放っておくと?
ひどい頭痛,だるさ,気がめいる,生活が楽しくない.
また敗血症などの重症感染症になってしまいます.
どんな検査?
どんな検査?
●血液や尿の検査
●血液や尿の検査
白血球,CRPなどの炎症反応
貧血・肝・腎機能などの一般的なチェック
●画像検査
●画像検査
院内画像検査
レントゲン
院外画像検査
MRI
●他の検査
●他の検査
お鼻やのどなどを観察し,鼻水を確認します.
●他の病気と副作用をチェック
●他の病気と副作用をチェック
検査は安心して診療できるようにするためのおまもりです.他の悪い病気がないか,副作用が出ていないかをチェックするのが第一の目的です.
どんな治療?
どんな治療?
●一般的な生活改善
●一般的な生活改善
運動中心の生活リズムと食事などのバランス.
お鼻やのどのうがい,お部屋の掃除をしましょう.
●お薬
●お薬
消炎酵素薬
重症ではマクロライド系抗生薬
●他の治療
●他の治療
お鼻の処置
診療のながれ
診療のながれ
●しらべる
●しらべる
診察や検査で慢性副鼻腔炎を確定します.
●ととのえる
●ととのえる
2~4週ごと:血液や尿の検査や画像検査などから,
1~2週ごと:症状や生活の様子から,生活改善の仕方やお薬を調整します.
●おちついたら
●おちついたら
2~4週ごと:生活改善の確認とお薬
2~4か月ごと:血液や尿の検査
半年~毎年:院内画像検査
1~2年ごと:院外画像検査
他には?
他には?
子供のころの慢性副鼻腔炎は大人になると自然に良くなります.しかし大人になって風邪などをきっかけに慢性副鼻腔炎になると,症状を繰り返すことがあります.
しっかり治療をして後を引かないことが大切です.1年目は3ヶ月,2年目は2ヶ月,3年目は1ヶ月と徐々に短くなり,治療すれば繰り返さなくなります.
ほどほど,コツコツでだいじょうぶ
ほどほど,コツコツでだいじょうぶ
日々の生活をととのえ,コツコツと診療を続けていけばだいじょうぶです.