リウマチ

リウマチは 朝のこわばり

朝の こわばり ( 関節 の硬くなった感じをともない、 腫れ ぼったく動かしにくい状態 )が出てきた段階では,ほとんどの人が「ちょっと 疲れ てるんだろう」とやり過ごしてしまいます.

●放っておくと関節が固まり動かしずらくなる

リウマチをそのまま放っておくと関節が固まり,動かなくなります.自己免疫が血管を傷つけ, 心臓 や 腎臓 が悪くなります.関節が固まることで,生活がしづらくなります.

●悩まずに早めにご受診ください

リウマチは 段々 こわばり が 長くなり,関節がはれて 痛み だすことで気つきます.はれる関節は指先よりも 指の付け根 手首 足首 股関節など大きな関節で強く出ます.しばらくすると別の関節に症状が移動するのが特徴です.

気になることがあれば,悪化する前にお早めにご受診してください.

リウマチは免疫の間違った自分への攻撃

自分の身体を 異物 と間違って アレルギー を起こすものが 自己免疫疾患 です.特にひどいものが 膠原病 で,症状が 皮膚 で出るもの 強皮症 , 甲状腺 では 橋本病 と名前が変わります.どれも仕組みは同じでその一つが関節リウマチです.関節の中でも特に 滑膜 が傷つき,壊れていきます.

外来での診療

●朝のこわばりと移動する大きな関節の痛みが診断のポイント

朝のこわばりと移動する大きな関節の炎症の2つが診断の決め手になります. 問診 診察 で確認して診断します.

血液検査では, CCP ( 抗環状シトルリン化ペプチド抗体 ), CARF ( 抗ガラクトース欠損IgG抗体 ), MMP3 ( マトリックスメタロプロテアーゼ-3 ),などのリウマチマーカーを調べて診断をより確実にします.

●お薬

関節リウマチに使われる薬は4段階

  1. 非ステロイド性抗炎症薬 ( NSAIDs ):一般的な痛み止め
  2. 抗リウマチ薬 ( DMARDs ):アザルフィジン・ブシラミンなど
  3. 免疫抑制作用のある抗リウマチ薬:メソトレキセト
  4. 生物学的製剤

急性期には炎症をとる薬(1)を積極的に使います.並行して抗リウマチ薬を使用し,慢性期にも継続して使用します.

台風の前など軽い気圧の変化は避けようがないので,その時だけお薬が増えることもあります.

●注射

  • 急性期:サリチルサンやステロイド
  • 亜急性期~慢性期:生物学的製剤,補助薬

●ブロック注射

お悩みの症状に神経痛が伴う時は,神経のそばにお薬を入れ,痛みの悪循環を改善するブロック注射 を検討します.

ペインクリニック

ブロック注射の動画 🐰

生活で気を付けること

●運動が一番!ただし痛いときは安静に!

リウマチは 慢性炎症 の疾患です.動かないとどんどん悪くなってしまいます.基本的には適度な運動を行いましょう.

ただし,痛いときは 安静 にしてください.特にはれた関節を動かさないようにします.

●運動や食事など生活のバランスを整える

運動中心 の 生活リズム と 食事 などの バランス が大切です.

適度な運動を心がけましょう.また,固まりそうな関節の ストレッチ を積極的に行いましょう.

自己免疫を強くするような 刺激物 , 酒 ・ たばこ ・ カフエイン ・ 暑い寒い ・ 湿気 を避けましょう.

●反復運動は避けましょう

床屋さんのはさみやゲームのコントローラーのような 繰り返す 動作 を避けるなど,一か所に負担がかからない 生活習慣 を考えましょう.