栃木で●Osm(浸透圧)●検査


Osm(浸透圧)は,血清の濃さを示します.
Osm (mOsm/L) = 2 * (Na + K) + (Glu / 18) + (UN / 2.8)
で計算します.

●参考値
・270~295 mOsm/L
▲高値
・脱水
・過多塩分
・中枢性尿崩症
▼低値
・飲水
・低栄養
・SIADH

浸透圧は半透膜による複数あります.人体では,
①晶質浸透圧:赤血球等の細胞膜を半透膜と考える
②膠質浸透圧:血管等の脈管壁を半透膜と考える
の二種類があります.浸透圧は特に断りのない限り,血漿晶質浸透圧を意味します.ナトリウム・カリウム・尿素窒素は血清中濃度,グルコースは血漿濃度ですが概略を把握することができます.
晶質浸透圧は漬物の塩の濃さに相当します.輸液の晶質が高張だと血球が萎縮し,低張だと溶血します.等張であれば萎縮・溶血や血管壁・神経障害を防げます.
膠質浸透圧は主に血漿中アルブミンで決まります.輸液の膠質が等張~やや高張であれば,血管外に留まり,浮腫を防ぎます.
何かご不安があればすぐにお診せ下さい.

【参考】
●膠質浸透圧πp(mmHg)
・参考値:25mmHg
・10mmHg(毛細管圧)より下がると高度浮腫発生.
・アルブミン濃度(g/dl)より:πp(Alb) = 2.8[Alb]+0.18[Alb]^2+0.012[Alb]^3
・総蛋白濃度(g/dl)より:πp(TP) = 2.1[TP]+0.16[TP]^2+0.009[TP]^3
・注意πp(Alb)<πp(TP)

【補遺】
浸透圧は輸液療法で非常に重要な概念です.あまりにも基礎的なので,臨床書に書いてなく,麻酔研修医時代,非常に苦労しました.
JLAC:3H0450000023902
osmolality 浸透圧 Osm