09.肋間神経痛

痛い部位:胸,肋骨,わき腹,おなか,足の付け根,会陰部
特異症状:体動で発痛(安静時痛がある場合要注意)
背骨から脇の下や胸,おなかに響く痛みです背骨をひねったり,ひょんな拍子に痛むのが特徴です。胸椎椎間板ヘルニアや変形性胸椎症等で発症します。神経ブロックや干渉低周波電気治療,湿布などで治療します。時に,痛みが心臓や胃の部分に現れ,狭心症・心筋梗塞・胃潰瘍などの症状に間違われることがあります。早めにご受診ください.
両性の肋間神経痛の場合,神経ブロックがよく効きます.

肋骨下神経痛

痛い場所:足の付け根
第十二胸神経痛をいいます.
肋間神経痛 subcostalgia 

特発性肋間神経痛:ペインクリニック治療指針

a.病態と神経ブロックの適応
いわゆる肋間神経痛は脊椎疾患,帯状疱疹や開胸術後など症候性の場合が多いので,それらの基礎疾患を除外する必要がある.基礎疾患が存在しないことと,試験的肋間神経ブロックの有効性を確認して初めて特発性肋間神経痛と診断できる.
b.神経ブロック治療指針
①肋間神経ブロック:当該分節の肋間神経ブロックによって局麻薬の効果時間は確実に除痛され,その後も軽減傾向がみられれば,1~2回/週の頻度で繰り返す.慢性期で除痛効果が一時的な場合は,高周波熱凝固法を考慮する.
②神経根ブロック:肋間神経ブロックで不十分な場合に行なう.神経根損傷の危険性もあるので,10日から14日に1回の頻度で,同一神経では3回程度までにする.
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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋
特発性肋間神経痛 1idiopathic costal neuralgia 

肋間神経ブロック:ペインクリニック治療指針

①局麻薬のみ使用の場合
1つの肋間神経につき1~2%リドカイン1~3mlを注入する.
②神経破壊の場合
2%リドカイン1~1.5mlを注入し,十分な効果が得られ合併症の無いことを確認後,同量以下の5~7%フェノール水を注入する.または高周波熱凝固(50~90℃,90秒間)を行う.
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※「ペインクリニック治療指針」から抜粋

costal nerve block 肋間神経ブロック