栃木で●高血圧症●を着実に

血圧が高い.初めはただそれだけです.放っておくと脳卒中や心筋梗塞になります.
メタボのひとつ高血圧症は生活習慣病なので生活改善でよくなります.
昼間,右腕の血圧が,ゆっくり座って135mmHg(ミリメートルエッチジー)をこえると高血圧症です.健康診断では130mmHgでひっかかります.

どんな症状?

無症状が一番怖い

高血圧症は初めまったく症状がありません.ただ血圧が高いだけです.
手足の冷えやほてり・肩こりなどの血のめぐりの症状がでてきます.
ドキドキも合せて頭痛やめまいがくれば頭に,動悸や胸苦しさなら心臓に障害がでている証拠です.

●放っておくと?

血管が傷つき,固くなってますます血圧が上がります.ひいては血管不全になります.血圧が高いだけでは済みません.ついには人工透析や脳卒中・心筋梗塞にいたります.

どんな検査?

●血圧測定

高血圧症診療は血圧測定に始まります.

●血液や尿の検査

尿蛋白の度合いや副作用チェックで血液検査をします.尿の蛋白は腎臓へ血圧がわるさをしていることを示します.
貧血・肝・腎機能などの一般的なチェック.

●画像検査

院内画像検査
心電図やレントゲン(心臓の働きを診るため)
エコー検査(心臓の動きや動脈硬化の度合いをみるため)
院外画像検査
MRI検査(狭心症や心筋梗塞のもとになる肝動脈をみるため)

●他の病気と副作用をチェック

検査は安心して診療できるようにするためのおまもりです.他の悪い病気がないか,副作用が出ていないかをチェックするのが第一の目的です.

どんな治療?

●一般的な生活改善

運動中心の生活リズムと食事などのバランス.

●お薬

高圧薬

減塩と運動,ストレス対策が何より

お薬をどんなに使っていても暮らし方が乱れていては効きません.
特に減塩と適度な運動が血圧を安定させます.
高血圧症は生活習慣病です.ストレス対策を含め,生活を改善するにはどうするか,かかりつけ医として一緒に考えます.こつこつ療養すればだいじょうぶです.

診療のながれ

●しらべる

家庭での血圧・健診・外来での血圧で高血圧症を確定します.

●ととのえる

2~4週ごと:血液や尿の検査などから,
1~2週ごと:症状や生活の様子,血圧手帳から生活改善の仕方やお薬を調整します.

●おちついたら

2~4週ごと:生活改善の確認とお薬
2~4か月ごと:血液や尿の検査
半年ごと:院内画像検査
1年ごと:院外画像検査

他には?

数字だけ見てはだめ

血圧を安定させることが高血圧症の一番の治療です.目標は115.とはいえ数字が下がった上がったと薬の効果ばかりを気にしてはいけません.急に下げれば脳梗塞などの危険が増します.また仕事のストレスや日ごと季節ごとの自然な波があり,そのリズムと生活のバランスをとることが重要です.当院では生活改善をするにはどうしたらよいか,血圧の変化をヒントに,一緒に考えます.

●お薬の種類

A.アンギオテンシン受容体拮抗薬 Angiotensin receptor antagonist
お塩と水をからだに保つ仕組みを調節するお薬です.血圧をゆっくりさげてゆきます.お塩をとりすぎると効かないので,適度な減塩と組み合わせます.もっとも多く使います.
B.ベータ遮断薬 Beta blocker
心臓のドキドキを調整します.動悸や不整脈がひどいときに使います.
C.カルシウム拮抗薬 Calcium antagonist
心臓や血管の力を調整します.多少,塩分が多くても素早く血圧を下げます.
D.利尿薬 Diuretics
尿を出し,血液の量を減らします.むくみが強い時などにつかいます.
E.その他 Extra
カリジノゲナーゼやビタミン,漢方薬など,状況に合わせて使います.

ほどほど,コツコツでだいじょうぶ

血圧をめやすにじっくりご一緒に考えていきましょう.健康でHAPPYな生活のために.
日々の生活をととのえ,コツコツと診療を続けていけばだいじょうぶです.