栃木で●高尿酸血症●を着実に

体の老廃物,尿酸が血液に増えた状態.足の親指の付け根が痛くなる痛風は,尿酸が高いことが原因です.コレステロールが数年かけて動脈硬化を起こすのに対し,尿酸は数週単位で血管の内側を傷つけます.痛風の痛みがなくても,尿酸を常に6.0mg/dL未満に抑える必要があります.待ったなしで体を傷つける高尿酸血症について見てみましょう.

どんな症状?

無症状が一番怖い

尿酸値が6.0mg/dLを超えて血管が傷ついても,初めは何も症状がありません.気が付いた時には,動脈硬化がかなり進んでいます.

●何で気がつくの?

健康診断で偶然尿酸値が高い.痛風の発作で足の親指のつけねなどの関節が痛くなる.腎機能が低下し,尿に蛋白が出てくるなどから気がつきます.

●放っておくと?

痛風の激痛,動脈硬化,血管不全,腎不全(痛風腎),心筋梗塞,脳梗塞を引き起こします.
どんな検査?

●血液や尿の検査

血液や尿中の尿酸
貧血・肝・腎機能などの一般的なチェック

●画像検査

院内画像検査
関節のレントゲン,心電図
院外画像検査
MRI

●他の検査

痛風で痛む関節のはれや動き

●他の病気と副作用をチェック

検査は安心して診療できるようにするためのおまもりです.他の悪い病気がないか,副作用が出ていないかをチェックするのが第一の目的です.

どんな治療?

●一般的な生活改善

運動中心の生活リズムと食事などのバランス.核酸の少ない食事,禁酒をしましょう.

●お薬

尿酸代謝阻害薬(尿酸ができないように)
尿酸排泄促進薬(尿酸を尿で出す)

診療のながれ

●しらべる

尿や血液の検査で高尿酸血症を確定します.

●ととのえる

2~4週ごと:血液や尿の検査などから,
1~2週ごと:症状や生活の様子から,生活改善の仕方やお薬を調整します.

●おちついたら

2~4週ごと:生活改善の確認とお薬.
2~4か月ごと:血液や尿の検査.
半年~毎年:院内画像検査/1~2年ごと:院外画像検査など.

他には?

悪いパターン:水を飲まず運動し,汗をかき,さらにサウナでしぼって肉を食べながらビールを飲む.このうちどこかに思い当たればそれが治しどころです.

ほどほど,コツコツでだいじょうぶ

日々の生活をととのえ,コツコツと診療を続けていけばだいじょうぶです.